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石は何を語る

長崎のまちには石で作られたものが多いような気がします。
石畳、石垣、石橋、墓石、などなど。
有名な眼鏡橋は日本最古の石造りアーチ橋で1634年に架設されていたりもします。江戸初期、というとなかなかの歴史ものです。
長崎のまちは原爆の戦火を超えてきたので木造建築のほとんどが消失し、燃えずに残ったものは石造りのもの。長崎で今も残る歴史の足跡を探そうとすると他が少ないだけにどうしても目についてしまう存在が「石」なのかもしれません。。。
10年ほど前、とある京都の知り合いたちとの会話の中で「原爆はさ、京都じゃなくて良かったかもね」なんて事ことがさらりと話題となりました。「そうかもね~」と反論もせず、気持ちとは裏腹に受け流してしまったことを後悔の念とともに未だに覚えていたりしています。それ以来、長崎にだって京都に負けない歴史があるんじゃ、とそれに対抗できるものを知らず知らずに探してしまうくせがついてしまったようでもあります。
 
ホステルあかりのある眼鏡橋・寺町界隈は歴史の息遣いを感じることのできる雰囲気のあるエリアです。「これは戦前?戦前?」とその石が歩んできた時間に想像を巡らせたりする「石散歩」おすすめです。

梅雨に入りました。

こんにちは。
長崎市内は1週間ほど前に梅雨入り宣言されましたが、晴れたり曇ったり雨が降ったりと安定しない空模様が続いております。

さて4月末には世界各地から帆船が長崎港に集結する「帆船祭り」が催されておりました。

間近で見ると、とても迫力があります。
出航前夜は花火大会で帆船達が彩られ、それぞれの地へ帰って行きました。

さてGWを終え、憂鬱な梅雨モードに入っていくのですが、梅雨の時期は紫陽花祭りが開催されており、観光客と地元の皆さんを和ませております。

色んな品種の紫陽花がディスプレイされており、見るのが楽しいです。
紫陽花は土が酸性かアルカリ性によって花の色が異なってくるのだそうですね。

梅雨の晴れ間は貴重に感じるものですね。
そんな晴れ間を利用して、ゲストさんと近所を散歩しました。
寺社仏閣に興味があるとの事で諏訪神社まで散歩してみました。

オランダからのゲスト、コーネリアスさんとブラムさん。音楽や芸術や日本アニメに精通するナイスガイズでした。


階段を登り、門が見えて来ました。
「ここの広場ではおくんちっていう祭りが毎年あるんだよ」と教えました。
偶然くんちの練習をどこかで見たようで、これだったのか〜と頷いてました。

本堂前では結婚式が行われおり、静粛な日本の伝統的な式の雰囲気を感じられ良かったです。

つづいて諏訪神社には様々なギミックを持った狛犬達がおります。
下はその一つで狛犬を回しながら願い事をすると願いが叶うという「願掛け狛犬」です。
「また長崎に来れますように」と心の中で願っているのが私には聞こえました。

諏訪神社を後にし、新大工商店街にやって来ました。
偶然にも地元の高校生が龍踊り(じゃおどり)を披露していて、見ることができました。

最後は新大工の老舗うどん屋さん「喜助」にてランチを食べました。
手前のお二人は去年あかりに泊まってもらい、今年は長崎にホームステイしながら英語の先生をしているナイスガイズです。
新大工で遭遇し、一緒にうどんを食べました。

だんだん雨が降る日が増えてきて梅雨らしいジメジメしたお天気になってきました。
紫陽花を眺めながらいつの間にか夏になっていればいいですね。
それではまた!

心田庵までお昼散歩

こんにちは。
すっかり寒くなり、冬が本格化してきております。
銀杏並木や紅葉が綺麗に色づいて、それを見るのもまた楽しいです。

さて紅葉といえば、あかりから徒歩15分程で行ける「心田庵(しんでんあん)」という庭園があります。春と冬に一般公開されていて、今回丁度公開されていたのでお昼休みに行ってみました。

あかりからは中島川を上流に向かって歩きます。
古町橋が色づいた葉っぱで覆われていました。
綺麗ですね。天気も最高です。

途中新大工でお昼ご飯を食べました。
地元感溢れる中華料理屋さん「きこり亭」さんでちゃんぽんセットを頂きました。
あっさりした家庭的な味わいで美味しかったです。

さてお腹を満たした後、すぐさま散歩を続けます。
長崎大学経済学部に向かって歩きます。

案内板がありました。ここから階段を上ります。

茅葺屋根の門がお出迎えしてくれます。

綺麗に色づいた紅葉がたくさん見られました。

日本家屋もあって、中に入って抹茶を頂く事もできます。

庭園をグルっと回ってみます。

緑と青と赤が鮮やかですね。

お琴の生演奏を聴いて抹茶を頂きながら紅葉を鑑賞。
至福のひとときです。

さて帰り道は寄り道してみましょう。
お地蔵さん群に遭遇しました。
春徳寺の近くです。

柿が干してありました。何か可愛いですね。

猫も気持ちよさそうに寝転がっていました。

味があるフォントだったので撮ってみました。
この近辺は夫婦川(ふうふがわ)と言います。

桜馬場天満宮に出てきました。

太宰府天満宮のように神牛が鎮座しております。
頭を撫でると頭が良くなり、体の悪い部分を撫でるとその部分が回復するそうです。

さてお昼散歩も終了です。
日曜日の昼下がり、紅葉を見る人や猫の写真を撮る人もいて休日気分を味わえました。
最後はこちらのケーキを頬張り、業務に戻りました。

(オマケ)
あかりの玄関前が気に入ったのか、玄関から一歩も動かない散歩中の近所のワンちゃんキィちゃん。

池島へ

こんにちは。
だいぶ肌寒くなり、冬の気配を感じる長崎市内です。

さて、皆さん観光で軍艦島へ行かれた方は多いと思いますが、池島へ行かれる方は少ないのではないでしょうか?
池島はかつて炭鉱の島として栄えた島で、軍艦島のように昔のアパートや炭鉱で使われた重機などが稼働しない状態で現在も残っています。
軍艦島とは違い、今も住んでいる方がいらっしゃいます。
なので完全な廃墟の島ではありません。
しかしながらもう使われていないアパート等は廃墟感が出ていて見応えがあります。
炭鉱の中に入るツアーもありますが、今回はぶらぶら歩いてみました。

長崎市内から車で50分程の距離にある、神浦港からフェリーで池島へ移動しました。

切符です。410円で渡れます。

約15分程で池島に到着しました。

とりあえず島を一周してみます。

アパートの裏に潰れたスクーターが置いてありました。

池島は猫が多い事でも有名で、本当に沢山猫がいました。

大量のドラム缶です。何に使われていたのでしょうか。

錆びついたタンクでしょうか?

しばらくこのような坂道が続きます。

レトロ感がある一帯にやって来ました。
昔は電気屋さんやスナックとかがあったんでしょうね。

旧池島小学校・中学校にやって来ました。
グラウンドにはライトもついていて立派ですね。
奥の小高い丘にも登れるみたいです。
神社等があるみたいです。

小中学校の少し先に有名なアパート群が見えてきました。
こちらは手前の建物で蔦に覆われている感じが不気味でなんとも味があります。

窓ガラスが所々ついていたり、ついていなかったり。
ゴーストタウンならではの光景です。

何か進撃の巨人の壁を連想させます。
巨人が本当に出てきそうですね。

連絡通路でしょうか。
エレベーターが無いので、ここまでバスか何かで来て高い階に住んでいた人も階段を上らずに済んでいたのでしょうか。

アパート群を抜けて歩いていると、事務所跡のような建物が。
「せいりせいとん」と書いてます。

そのまま歩いていると、坂を下ってベルトコンベアに遭遇しました。
石炭を船に運ぶ際使われたものでしょうか。
軍艦島にもこういうベルトコンベアがありますね。
軍艦島に行った際のガイドさんの説明がここで活きています。

これは何でしょうか。
調べたら「ジブローダー」という重機みたいです。
貯炭場の石炭を先ほどのベルトコンベアーに移動させる役割があったみたいです。
参考URLはコチラ

クレーンやレールが今も生々しく残っています。

右から伸びているこのレールは炭鉱へ繋がるトロッコレールですね。
ツアー是非いつか参加してみたいです。

昔使われていたトロッコでしょうか?
無造作に色んなものが置かれているので、自分の推測を使うか帰ってネットで調べるしか方法がありません。余計な説明版がないのもまた良いですね。

そんなこんなで池島散策終了しました。
島自体はそんなに大きくなく、ゆっくり歩いて一時間程でしょうか。
散歩も出来て、廃墟アパートや重機も見れて、ヤギ(?)も見れる素敵な島でした。

皆さんも長崎観光で時間があったら行ってみてくださいね。
(車が無いと厳しいですが、路線バスでも頑張れば行けます。)
長崎市内から立ち寄れる夕陽が丘そとめの夕陽も綺麗ですよ。
右に見える建物は遠藤周作文学館です。

それでは寒くなってきましたが皆さん体調お気を付けてお過ごしください!

[今回のコース]
長崎駅~神浦港~池島

あかりの日常

日中はまだまだ暑いですが、朝晩はだいぶ涼しくなってきた長崎です。
例年より早く秋が来そうな予感がします。

さて、夏になると毎年といっていいほど、モンゴル人のクリーニングスタッフがやって来ます。
今年やって来たモンゴル人スタッフ、アノちゃんがモンゴル式チェスセットをあかりにプレゼントしてくれました。

駒はモンゴルにちなんだゲルやラクダ、チンギスハン?などをモチーフに作られています。
チェスのルールは分かりませんが、大変興味深いです。

先日まで長期で泊まって頂いたチリ人のアーティストさんの展示会&ワークショップを県立美術館に見に行きました。可愛らしくもあり、作品のテーマが政治的要素を多く含んでいたので、勉強になりました。1970年代後半から1990年代まで続いた軍事政権についての日常をテーマにした作品が多かったです。古着や布を用いて作られています。アルピジェラというジャンルのアートらしいです。

県立美術館に行く途中出島の洋館と稲佐山が綺麗に望めたので写真を撮りました。

館内では離島の旅コーナーを設置しています。
夏前に訪れた五島や平戸、壱岐等のゲストハウスやカフェのフライヤー等設置しています。
今年は雨が酷かったりしたりましたが、皆さん元気にされていますでしょうか?

折り鶴の掲示も一新しました。緑が鮮やかですね。

こちらは街あるきに出かける前の街あるきボランティアガイドさんと、ゲストさん。
まずは自己紹介して、行く所を決めております。
今回は諏訪神社に行きました。

行ってらっしゃい!

それでは秋も目前ですね。
皆様にとって読書や美味しいものを食べた後に運動したり、楽しい秋になりますように。