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紙媒体のこと

コロナウイルスの影響で、日本経済、世界経済全体も一時収縮の気配。東京オリンピックのこの夏の開催も危ぶまれたり、観光業に属する私達の宿も新たな予約が入らずキャッシュのやりくりに右往左往(泣)でも、2011年の東日本大震災と原発事故や熊本地震に比べればトンネルの出口は何となく見えてるさ、と館内の情報を整理整頓しながら深呼吸をしてみる。全国のお宿仲間のパンフレットやカード、館内の掲示物をあらためて眺めてみる。

そういえば10数年前までは、宿のリビングにPCあります、ネットできます、ということすらもコマーシャルしたりしてたな。バックパッカーは日本を周遊するから次に訪れる都市や宿の情報をそこのPCでサーチしたり、宿の人に聞いて情報を得たり、というのが当時の情報アクセス。ここ数年は、ほぼ全員のゲストが何かしらをモバイルしてゲストそれぞれが情報に直接アクセスし計画を立てて、、もしかするとPCの触り方自体も知らなかったりするのかもしれない。リビングの二台のPC、そろそろお役御免、、と言われてしまうかもしれない。。。

建物の一角には「フレンドリーホステル」というラックを設置し次の旅の参考にと、繋がりのあるお宿さんのパンフレットやカードを置いている(たぶんうちのパンフレットも他のお宿で置いてもらってる、と切に思う)互いを紹介をし合うというこの文化は、個人の外国人旅行者を受け入れてきたホステル特有のもので、同業他社と協業するという素敵なやりとり。開業以来ずっと続けてきたことなのだけど、リビングのPC同様、情報へのアクセスはすでに切り換わってしまいこの紙媒体の役割りが薄れてきていることを日々感じており、このコーナーもお役御免となる日が近いのかもしれない。
パンフレットという紙の媒体は、ゼロにはならないけど、きっと新聞のように減少していってしまうだろう。紙はめんどくさいしコストもかかるしもういらないでしょ、という他スタッフからの無言の突っ込みは置いておいて、何となくこのやり取りが好きだからという理由で、これからももうしばらくはこのコーナーのケアしていきたいと思っていたりする。少し角度の違う情報アクセスの窓口という役割もあるだろうし。一見、余計に見えるものの中に見逃されたそれぞれの宿の熱源・大事なことが表現されていたりするから。そして、面倒だと思っている他のお宿仲間さんとのやりとりこそが、実は気持ちを支えている大事な要素だったことに改めて気付かされた夜。コロナのおかげ?

でもコロナよ、みんなのキャッシュが尽きる前にもうそろそろ眠っておくれ。